不動産鑑定

不動産鑑定はどこまで?

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先日の依頼はちょっと変わっていました。
対象物件は、ストックヤードでした。ストックヤードとは、建設資材等を置いておく場所のことですが、砂利などが雨で濡れないよう屋根を備えたものでした。コンクリートで土間を打ち、鉄骨の柱に屋根がかかっています。
高さは5mくらい有ります。簡単な構造ですが、実は作ると結構高いんです。
ところで、こういった物は不動産に当たるのでしょうか?
まず民法から言うと、不動産とは「土地及びその定着物」となっています。定着物とはそこにくっついている物ですから、建物はもちろん、カーポートやビニールハウスなどの構築物も含まれますので、今回の物件は不動産という事になります。
ちなみにお墓は不動産には入りません。もう少し詳しく言うと、霊園などの全体は不動産ですが、1個1個の墓所は借りているところであり、不動産にはならないのです。
話を元に戻して、そのストックヤードを評価して欲しいと言う依頼でしたが、実は民法上は不動産であっても、鑑定評価では対象外なのです。これは不動産鑑定評価に関する法律の中で、不動産とは「土地若しくは建物又はこれらに関する所有権以外の権利(賃借権など)をいう」とされており、構築物は該当しないのです。
ですから、表題を「不動産鑑定評価書」とすることは出来ませんので、今回は「意見書」として出させて頂きました。
内容的には不動産鑑定と同じような評価手法を使っているんですけどね。
法律って、色々細かいところまで規制しているものですね。やっぱり、その道のプロに頼むのが一番良さそうです。

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