不動産鑑定

平成24年度の相続税路線価が発表されました。

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7月2日に国税庁から平成24年度の相続税路線価の相続税路線価が発表になりました。
テレビのニュースでも取り上げられ、「○県の最高価格は、○市○町で、××円」と放送していましたが、非常に違和感があります。
このブログで何度もお伝えしてきましたが、相続税路線価は、時価(地価公示価格)の80%の水準になっています。そのことを省略して(全く伝えずに)価格だけ紹介するというのは、消費者に誤解を与えることに他なりません。以前にも書きましたが、相続税路線価を時価と表示することによって、20%のギャップが有るわけですから、どんどん地価下落傾向を招くことになります。
この点を報道関係者には、十分認識して欲しいところです。
更に、7月の発表ですが、価格は1月1日時点のものですから、半年前の価格と言うことになります。
税法上は、相続税の申告に当たって1年間この数字を使うことになっているので、問題はありませんが、その半年間のうちに地価変動要因があれば、相続時点での時価は異なることになります。
不動産のプロから見ると、このような誤解をまねくようなものを一般公開するというのは問題があると思っています。ましてや、地価下落が起こって、固定資産税の税収が減って、市町村が困っているというのに、その片棒を担ぐシステムだということをわかっているのでしょうか?
是正して欲しいところですが、財務省や国税庁に突っ込む人はいないんだろうなぁ。

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