不動産鑑定

公図に記載されていない水路

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公図のうち、土地台帳附属地図というのが正確ではないという話を以前書いたことがあります。
今回はなんと、現況水路があるのに、公図には記載されていないという物件でした。
水路というのは、当然ながら一連の水の流れであり、上流、下流があるわけで、ある一つの物件の中だけで完結しているものではありません。
それが、上流も下流も全く公図には表示されていませんでした。現地に行ってみてビックリ。透明な雨水がジャブジャブ流れています。
場所は旧日光市の市街地です。古い町で、小さい家が密集していたところですが、江戸時代には地下の下水道なんて無かったでしょうから、当時使っていた排水路の名残なのでしょう。
現在は公共の上下水道が整備されていますから、この用水路を使っている人は居ないはずです。
市役所に確認してみると、一応公共のものとして管理はしているそうで、現在はこの水路に排水することは許可されていないそうです。しかし、雨水や雪融け水が流れ込んで、水路内を流れているのだそうです。
管理する方としては、本当は埋めてしまいたいのだけれど、個人の宅地内を通過しているので、なかなか難しいみたいです。そしてこんな水路が、市街地には7本もあるそうです。
やはり古い町には、昔の生活を偲ばせるものが残っているんですね。
ちょっと感動しました。
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