不動産鑑定

被災した建物の調査

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今日は鹿沼市内で住宅の調査をしてきました。担保評価の案件で、3年に1回評価替えをします。
ですから前回の評価は3年前。つまり東北太平洋沖大地震が起こる前です。
鹿沼市内は、場所によって被災の状況が違いますが、対象不動産の場所は、それほど影響がないところです。
とはいえ、震度5以上の揺れですから、建物には影響が出ているはずです。
所有者にご挨拶する都合上、中からの調査になります。
一番影響が出やすいのが、和室の壁です。柱や梁と壁紙の間に隙間ができてしまうのです。
和室についていえば、木で作った部分の継ぎ目がずれることもあります。
次に洋室の壁です。下地の石膏ボードにひびが入って、壁紙にしわができてしまうことがあります。もう少し影響が大きいと壁紙も破れてしまいます。もっとひどいと、ボードが割れて、壁から脱落してしまいます。
同じ壁でも影響を受けやすい場所があります。窓枠のコーナーのところです。ここはひびが入りやすいところです。
それと、2階建ての家の場合、1階と2階の継ぎ目のところに影響がでます。階段のところで確認することができます。
吹き抜けなど空間が大きいところも要チェックです。梁などが曲がっていることもあります。
こういった損傷は、目に見えるひび割れでもない限り、住んでいる人は気付かないことが多いのです。でも我々専門家はすぐ気がついてしまいます。
今回の建物は、築12年と比較的新しく、造りもしっかりしているものですが、和室の壁の隙間が開いていました。そして1階と2階の継ぎ目のところにも、クロスのしわが確認されました。
指摘したら「全然気がつかなかった。大丈夫なのか?」とびっくりしていました。
もしかしたら目に見えないような歪みがあるかもしれませんが、実際にはこのくらいでは、建物はほとんど何ともありません。それに補修が必要でもありません。まあ、気になるならどうぞ、というレベルです。
続きはまた今度。

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