不動産鑑定

不動産屋の物件査定はなぜ無料?

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折り込みチラシや街中の看板でも「不動産査定無料」というのをよく見かけますね。

でも、なぜ無料なのでしょう?
それは、不動産の価格を付けるのを業とする(お金をもらってする)ことができるのは、不動産鑑定士だけだからです。
有料だと、不動産鑑定に関する法律違反です。

それは、不動産の価格を付けるのを業とする(お金をもらってする)ことができるのは、不動産鑑定士だけだからです。

しかし我々不動産鑑定士は、不動産に値段を付けてお金をもらっている訳ですから、無料査定なんてこちらの商売の邪魔でしか無いわけですが、困ってしまうのには、もっと深い理由もあります。

「無料」という言葉に弱い人もたくさんいるでしょうが、「無料」と謳っていても、体験無料で2回目からはお金がかかりますとか、PCソフトでも最初の1週間は無料で、その後の利用にはお金がかかりますとか、ほとんどの場合、後々無料では済まないものです。

不動産屋さんが無料査定できるのは、自分が取り扱う(仲介する)物件について、いくらくらいで売り出したらいいかというのを決めるためです。つまり「これなら売れるだろう」という価格を付けてきます。言い換えれば、彼らが商売になる価格です。これはいわゆる「市場価格」ではありますが、本当の価値(あるべき価格)なのかというと疑問です。(鑑定業界の中でも、正常価格は市場価格かあるべき価格かという議論はありますが)

特にまともな市場が形成されていないような田舎の土地や山林などは、価格を付けるのは難しいですし、そういう「商売にならない」ところには、不動産屋さんは居ません。

そういう意味では、鑑定評価はお金はかかりますが、「商売にしたい」という意思は働きませんし、相場が形成されていないようなところで、本当の価格を知りたければやはり不動産鑑定に頼るしかないのでしょう。

 

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