相続対策

公正証書なのに揉めた遺言書(遺留分減殺請求の話)

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先日、遺言書を見させて頂きました。

公正証書になっていますので、形式上は間違いない遺言です。

しかし内容を見たら・・・

「自分の財産は全て長女のK子に相続させる」

と書いて有りました。

ああ、これで自分が呼ばれた理由がわかりました。

 

亡くなったのはおじいちゃん。相続人は、奥さんが先になくなっていたため、娘二人です。

次女の方は、若いうちに出て行って、ろくに家に帰らなかったそうです。

それに怒ったおじいちゃん、財産は面倒を見てくれた長女に全てあげると言うことです。

 

しかし法律上、「遺留分減殺請求」という制度があります。これは、遺言で法定相続分がもらえなかった場合に、その1/2までを他の相続人に対して請求できる制度です。

今回は、何ももらえなかった次女が法定相続分の1/2、つまり相続財産の1/4を遺留分として長女に請求してきたわけです。

 

遺言が公正証書になっていたので、そうした法的な所もクリア出来ていると思ったら間違いなんですね。

公証役場の公証人は、あくまでも遺言の内容を証明するだけで、そうしたアドバイスはしてくれません。

せっかく遺言書を作成しても、やはり専門家の指導を受けないと、このように争族になります。

 

おじいちゃん、今頃あの世で頭抱えてるかな?

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