不動産鑑定

地価公示の存在意義

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地価公示の標準地の数について、国土交通省内で議論がされているようです。リンク参照先:土地総合情報ライブラリー 地価公示の標準地数等のあり方に関する検討会

一応専門家が集まっての検討会なのですが、議事の要旨を見たら、誰が発言したのかはわかりませんが、地価公示の目的を知らない人が混じっているようです。

地価公示の主な目的は、地価公示法第1条にあるとおり、「一般の土地の取引価格に対して指標を与える」ことです。つまり、土地の売買をする際に、「この辺はいくらかな?」と思ったら、近くの地価公示価格を参考にして取引してください、ということです。

それに対してある委員は「そもそも人口が多いところ又は人口密度が高いところには宅地が多く、また、取引件数が多いという傾向が強いことから、より価格の精度を高めるべきであると言え、人口が多いところは、地点数を増やすというのは自然の流れかと思われる。」だそうです。

一見、その通りかもしれませんが、よく考えたら、取引件数が多ければ、わざわざ指標を増やす必要は無いと思いませんか?自分が売買しようとしている土地の周辺に、取引事例がたくさんあったら、何となく相場はわかりますよね。

むしろ、ほとんど取引がない地域の方が、指標が必要だと思うのですが、どうでしょうか?

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