不動産鑑定

場所が分からない・・・。栃木は遅れてるわ。

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不動産の場所を特定するためには、住宅地図、公図、地積測量図、集成図、建物図面といったものがあります。
このうち公図と地積測量図は法務局に備え付けられています。地積測量図は有る場合と無い場合がありますが、それは測量をして登記をしたかどうかによります。
一方、公図というのは、山の中をのぞいてはほとんどがあります。(山の中は和紙の山岳図というものがあったりします。)ただしその種類は旧土地台帳付属地図であったり、法14条地図であったりします。
旧土地台帳付属地図は明治時代に地租を課税するための地図であり、精度はおちます。
法14条地図は国土調査(地籍調査)の結果登記されたものであり、スケールで図っても現況とぴったり合います。
今回の物件は国道と鉄道に挟まれた物件です。近所の人に聞くと、昔国道はあっちの方にあって、鉄道はもっとこっちだった、とか。
公図をみると、物件の真中に鉄道敷地が入っています。この鉄道敷地が線路の事だったら、まっすぐ帯状になっているはずですが、途中でずれています。
国道の位置は合っているようです。物件を回ってみると国道側には杭が入っていますので、境界は間違いないでしょう。
建物があって、建物図面も登記されていますが、どうやって確定したのかわかりません。
所有者さんに聞くと「俺が買ったのはこのまんまだから、そんなのわからない」
だそうで、困った・・・。
これが国土調査が終わっている場所だったら、こんな困難は無いでしょうね。公図を見ればぴったり合うんですから。栃木県は国土調査が遅れているので、こんなことは日常茶飯事です。
国土調査は測量を伴います。ですから、国土調査が終わった土地は面積が2/3になったり、逆に増えたりということもあります。これは国民の財産を守るためにも必要なことなんですけどねぇ。
まあ、測量に反対する人もいるらしいので(反対する理由がわかりませんが)、なかなか進まないのでしょうけどね。
不動産鑑定士としては早いところやっていただきたいものです。
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