不動産鑑定

雪は鑑定士を苦しめる

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思いついたついでに、雪ネタをもう一つ。
雪が積もると我々鑑定士がとても困ることがあります。
交通渋滞や、路面凍結はもちろんですが、現地へ行って困ること。
それは・・・、「境界標が見つけにくい」です。
鑑定評価をする際には物件を特定しなければなりません。どこからどこまでか、それをはっきりさせるのが杭(昔はコンクリートでしたが今はプラスチック)や金属プレート、鋲、ピン(釘)などの境界標です。境界を示す何よりの証拠ですからね。国土調査が進んでいない地域では、境界標が無いところもたくさんありますが、国土調査以外でも、売買や分筆の際に測量するのは、登記の際に必要なので、測量してある場合は境界標があると思って良さそうです。
この境界標、昔コンクリートの杭を入れていたころは、杭の大きさが10cm四方くらいありましたから、見つけるのは容易でした。現在は、地面が土の場合にはプラスチックの杭を入れることが多いです。これはほとんどが4.5cm四方
で、先端も赤いことから、まだ見つけやすいです。
問題は、それ以外のものです。金属プレート、鋲、ピンなど。
これらは境界の位置が、土ではなく、側溝の淵とか、ブロック塀の片面とか、要は杭を打てないようなところにある場合に使われるわけです。
まず、金属プレートですが、約5cm四方といえば、杭と同じ大きさと思いますが、色が金属色の銀色で、境界アを示す赤い線が入っているだけなので、ぱっと見つけにくいのです。さらに、平面に張ってあるとは限らず、塀の横に張ってあったりとかするんです。それにプレートで平べったいため、モルタルで固定してあったりすることが多いので、一番取れやすく、無くなっている確率が高いです。
次に鋲、ピンです。これはさらに小さくなります。ピンはネイルともいう様で、まさに釘です。鋲はこれの周りにベースを施したものです。今でこそこのベースも赤いものを使うことが多くなりましたが、昔は金属そのままの銀色。ピカピカならいいんですが、古くなるとくすんで見えにくいんです。
現地調査のときは、測量図を基にメジャーで図って、境界標を探すわけですが、結構大変です。落ち葉を払ったり、雑草を刈ったり、なんてことも。
まして雪が降ろうものなら・・・。
寒くて手が凍えるし、なかなか見つからないし、泣きたくなる時もあります。
栃木でこれですから、雪深い場所はどうなっちゃうんでしょう?
聞いた話によると、某地裁では、雪の時期は「現地調査不能」という上申書を出して、雪が融ける春まで調査を猶予するとか・・・。
まあ、今日の雪はほとんど融けてくれたようなので、来週の調査は大丈夫そうですけど。今シーズンはこれくらいで勘弁していただけないでしょうかねぇ、冬将軍さん。
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コメント

  1. MUTSUMI より:

    SECRET: 0
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    コンクリートの杭しか見たことないのですが・・・というかたぶんそれ以外は気づかないわけですね。
    昨日の朝は温暖な湘南でも雪でした。今シーズン、これ以上降らないでほしいものです。

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