不動産鑑定

家を買った後に屋根が壊れているのを見つけたら?

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今回のご相談は、中古住宅を買って引き渡しを受けた後に、屋根瓦が壊れたままになっているのを見つけて、どうしたらよいかというものでした。

 

個人間の売買で、仲介する不動産業者がいるとのことでした。

通常、不動産の売買契約においては瑕疵(かし)担保責任と言って、不動産の損傷について売り主が有る程度責任を持つことが決められます。新築の住宅の場合は、売り主の不動産業者がほとんど責任を持つことになるのですが、売り主が個人の場合は、その範囲は民法で決められています。

 

今回のご相談では、地震で屋根瓦がずれていて、そこにビニールシートが張ってあったのを気づかずに買ってしまい、後になってアンテナ工事をする際に見つけたというのです。

ご本人(買い主)の話によれば、買うときに売り主と仲介業者の間で「屋根は直しましたか」「直っています」という会話があったと言うことで、売り主と仲介業者はこの損傷を知っていたようです。

ということは、売り主には直す義務があります。

もっと言えば、直したことを口頭だけでなく、現地確認しなかった仲介業者の責任も問えるかもしれません。

 

損傷した屋根の部分の写真を見せて頂きましたが、隣の敷地の先から写真を撮っており、特に高い場所に登らなくても見える箇所です。

つまり、ちょっと離れたところから見ればすぐわかるような損傷です。「なんで事前に気づかなかったのですか」と聞いたら、夕方現地を見て、建物の中は見たけれど、周りは見なかったということでした。

残念ながら、気づかなかった買い主にも落ち度があったのではないでしょうか?

 

ご本人は、瑕疵担保責任とか、宅建業法違反とか言ってますが、最終的には屋根を直してもらうことで収まりを付けるしかないと思われます。その場合でも、買い主にも落ち度があったのですから、修理費用の全額を負担してもらうのは難しいかもしれません。今後の交渉となってきますが、場合によっては裁判所での調停・少額訴訟による和解という方法に頼ることになるでしょう。

 

事前に十分な調査が必要ですね。

「気になる方はこちら」

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